捻挫
- 捻ったわけじゃない
- ぶつけたわけでもない
- 足首の内側が痛みだした
足関節捻挫(サッカーで起きやすい外反捻挫)の症状とは?|よしだ鍼灸整骨院
サッカーで起きやすい足首の捻挫についてです。足首内側の痛みについて
【よくある捻挫の原因】
1.ジャンプの着地、ヘディングの着地時に相手の足の上、ボールの上に着地してしまい捻った
2.ボールを蹴る際にシュートミス、キックミスはして足首を捻った
3.相手にぶつかられて転倒、スライディングで足をからめられて転倒
このような明らかな原因があるわけでもないのに足首内側が痛みだしたという場合、
どのような理由、原因があるのでしょうか?
スポーツをする環境にご注意ください
Jリーグ開幕、そして2002年の日韓ワールドカップ時に、日本全国でサッカー人気が加熱しサッカー人口が増えるだけではなく、『天然芝や人工芝のグラウンド』の整備が盛んに行われました。
約20年前は試合や練習は土のグラウンドが当たり前でしたが、毎年毎年新しく芝のグラウンドがあちらこちらで完成していき、芝生のグラウンドで試合や練習をする機会が増えました。
足関節捻挫(特に今回は足関節内側の痛みに繋がる外反捻挫)の原因として、芝の整備による『スパイクのグリップ力のアップ』=『踏ん張りが強くきく』ことが深く関係しています。
土のグラウンドの場合、スパイクを履いていても芝ほどグリップはきかないばかりか、滑ることも多々あります。芝(天然、人工、その会場の質によって違う)は強くスパイクと引っ掛かる事が多く、その引っ掛かり、グリップ力に応じた身体の使い方が出来ていないと怪我のリスクは高まります。
捻ったわけでも、相手と交錯したわけでもなく、気づいたら足関節の内側が痛い!「体の持つ筋力やバランス、フォームなどの自分の能力の超えた強いグリップ力が加わる、加わり続ける」と痛めるリスクが高まります。
【強いグリップが加わる例】
1.小さい頃は、土のグラウンドでずっと練習していたが最近芝でプレーをすることが多くなった。
2.同じ芝でも、引っ掛かり度合い、芝の質が全く違うフィールドでプレーするようになった。
3.環境は変わらないが、練習や試合で相手との競り合いの中で、ぎりぎりの体勢でのキックやターンが増えた、続いた。
4.強い踏み込みで、ロングキックや強いシュートを打つ練習を多くした など
また芝は土と違って凹凸が少なく、ボールの「走り」が良くなり、プレースピードも向上することで走る速度やターン(方向転換)の速度も速まります。
そうすると、必然的にシュートやロングキック時のグリップによる軸足の傾きが大きくなり足首の状態としては外反捻挫(外側に捻られた)が起きたような体勢になり、その繰り返し動作で足首の内側の靭帯が傷付き痛みが現れます。
足首への負荷が症状を悪化させます
捻った訳でも、転けた、ぶつけた訳でもなく知らない間に何か痛い。と感じ出すのが特徴です。
こういう傾き。(この写真からボールもキーパーもない状態をイメージしてください。足首を完全に捻っていますよね?)この場合、身体がうまく使えていないと足首内側は捻挫と同じくらいの負荷になります。
蹴る動作、軸足への体重移動やキック後のフォロースルー動作など、キックとしてのフォーム、バランスが乱れている、もしくはうまくできないと、この動作の繰り返しで足関節内側は痛くなる可能性があります。
執筆者:
柔道整復師 よしだ鍼灸整骨院 院長 吉田炳浩
よしだ鍼灸整骨院、院長の吉田です。
歪みがあるとケガの原因にもなります。スポーツに限らず日常生活での姿勢や痛みの原因を究明し、身体を根本から整えましょう!お身体のお悩みは当院にお任せください。
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