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『熱中症』対策は出来ていますか??
連日35℃を超える猛暑が続き今年も『熱中症』という言葉を耳にする回数が増えてきました。
昨年(2022年)では30人もの尊い命が熱中症により失われているそうです。
今年(2023年)も7月3日~7月23日までに24570人の方が救急搬送されているそうです。
7月3日~7月9日の週では3964人
7月10~7月16日の週で8189人
7月17日~7月23日の週で9190人まで増えています。
これから気温もどんどん高くなり更なる増加が予想されます。
大切な命を守るためにも熱中症に関する知識をつけ対策を心がけましょう!
熱中症とは??
人の身体は運動したりお仕事などで身体を動かすと体内で熱が作られて体温が上がります。
体温が上がると汗をかいたり体外に熱を逃がすなどして体温の調整をします。通常の環境ではこの流れがスムーズに行われているので体温は平熱(36℃~37℃)に保たれています。しかし気温や湿度が高い環境で身体を動かすと体内の熱を対外に逃がすことができなくなります。その状態で運動やお仕事を続けることにより体温がどんどん高くなり汗が大量に出てしまい体内の水分やミネラルが減っていきます。
水分やミネラルが減ることにより血流が悪くなり身体の表面から熱を逃すことが出来なくなり汗もかけなくなってしまい体温の調節が出来なくなり体温が上昇していきます。
脳などの重要な臓器は体温が37℃以下で上手に機能するので37℃以上になると正常に機能しなくなり臓器不全を起こします。また汗をかいて水分が減少すると筋肉や内臓に届けられる血液が減少しこむら返りや意識消失が発生します。
熱中症になりやすい人
では熱中症になりやすい人はどのような特徴があるのでしょう??
・体温調整が苦手な高齢者や乳幼児
・体内に熱がこもりやすい肥満気味な方
・普段から時期にあってない服装の方(夏なのに厚着など)
・運動習慣のない方
・朝ご飯を食べていない方
など
このような方は特に注意が必要となります。
症状
では実際に熱中症になってしまった時はどのような症状が出るのでしょう??レベル別に紹介します
レベルⅠ(軽度)
めまい
立ち眩み
筋肉のこむら返り
手足のしびれ
気分不快
レベルⅡ(中等度)
激しい頭痛
吐き気や嘔吐
身体のだるさ
身体に力が入らない
レベルⅢ(重症)
高体温
意識消失
全身の痙攣
コミュニケーションが取れなくなる
レベルⅠ(軽度)の症状で徐々に軽減している時は応急処置と見守りが必要となります
レベルⅡ(中等度)以上の症状まで進行している場合は早期の病院受診が必要となります。レベルⅢ(重症)まで進行すると死に直結してしまう可能性もあります。ただしこれはあくまで「基準」です。症状は人によって異なるので異常を感じた場合は早期に行動を起こしてください!
熱中症の応急処置
自分自身だけでなく周囲の人が熱中症になった場合は応急処置が必要になります
・涼しい場所・日陰に移動する
・衣服を脱がすもしくはゆるめて身体(わきの下、足の付け根など)を冷やして体温を下げる
・塩分や水分を補給する(嘔吐していたり意識が消失している場合には無理に飲ませることは控えてください!)
熱中症の対策
ここまで熱中症に関して説明してきましたがもちろん大切なのは『ならない』こと
では『ならない』ためには何をしなければならないのでしょうか??
・室温の調整(28°が目安)
・水分補給
(1日最低でも1.5ℓ~2ℓのお水もしくは麦茶を補給するようにしましょう!!)
注)コーヒーや緑茶などはカフェインが含まれている為、利尿作用があるため水分には含まれません!!
・適度のミネラル(塩分)補給
・日傘や帽子の活用
・こまめな休息
・通気性のよい吸湿性・速乾性の衣服を着用する
・保冷剤・氷・冷たいタオルなどで身体を冷やすなど
当たり前のようですが意識することにより熱中症を防ぐことが出来ます。
夏は対策をしておかないと屋内外関係なく簡単に熱中症になってしまいます!!
今年の夏をエンジョイする為にも熱中症対策を徹底しましょう(^^♪
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